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東京藝術大学美術部・大学院美術研究科卒業・修了作品

池袋駅構内に設けたEchika 池袋ギャラリーにて展示予定であった令和元年度東京藝術大学美術部・大学院美術研究科の卒業・修了作品をご紹介します。

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    • 屑 / BOKU
    • 屑 / BOKU
    大学院美術研究科修士課程
    絵画専攻 油画技法・材料研究分野
    BOKU
    『屑』という絵画作品について。作品のモチーフは服の屑が付着したコロコロ(粘着カーペットクリーナ)の紙である。紙は屑の色である。私は窓の近くの柔らかなほこりを見るとすごく掃除したくなる。これらの要素を元の位置から抽出、混合、そして個別に描き直し、元の位置を合わせる方法で制作される。
    このように具象から抽象に、また具象に戻すというプロセスを通じて、 元の具象画の中にある機能とアイデンティティーなどの要素が解体される。純粋な形の言語で表現をされることで、全体においては比較的に具象性を保つことができる。自分の理解で創作の中に様々な形で表現していく。
  • Encounter

    • Encounter / 下村史
    美術学部 工芸科 漆芸専攻
    下村史
    「この瞬間をあの頃のわたしに教えてあげたい。」と思う時があり、まるでプレゼントのリボンを解く時の期待と不安が混在した胸が高鳴る感覚に似ている。
    いつかこのリボンが解けた先の世界に期待を込めて制作しました。
    技法は脱活乾漆、加飾に卵殻と色漆を用いています。
    漆と聞くと古風なものをイメージする方が多いと思いますが、もっと自由な素材です。
    作品を通して日本文化の漆に少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
  • Kalbirth-Scope

    • Kalbirth-Scope / 林 佳奈
    • Kalbirth-Scope / 林 佳奈
    大学院美術研究科修士課程 デザイン専攻
    林 佳奈
    Kalbirth-Scopeは、色と形の変容を楽しむ紙の立体万華鏡である。
    ハニカム構造に重ねられた紙の柔軟性を利用して、形を変えることができ、形の変化に伴って豊富な色彩が移り変わる。
    形が変わる様は、次々と開いていく花びらのように見えるため、形や色、模様のデザインは、花からインスピレーションを受けたものにした。動きに合わせて様々な表情を見せるように工夫している。
    これは、あり様の形だけではなく、形や色の変わる様に着目した作品である。私は、新たな表現の可能性や驚きの体験を与えたいと考え、この作品群を制作した。
  • 孤独な怪獣

    • 孤独な怪獣 / 渋澤円花
    • 孤独な怪獣 / 渋澤円花
    美術学部 先端芸術表現科
    渋澤円花
    【小さな孤独と向き合う】
    深々と制作に没頭しているとき、気休めに落書きをしていたら紙面に突如として"彼ら"が現れました。孤独感が心のどこかでシクシクしているときでもありました。誰かと繋がりたいし、絆を深めたいし、助け合いたいし、愛し合いたい。しかし、どれだけ沢山の人々との一体感を得られたとしても、ふと、自分はひとりぼっちだと感じることがあります。なぜなら、人は誰しも何者にも代え難い「オリジナルな存在」だからです。オリジナルな自分の小さな孤独にそっと寄り添ってくれる小さな怪獣が生まれました。
  • Little Mob

    • Little Mob  / 神谷朱音
    • Little Mob  / 神谷朱音
    美術学部 デザイン科
    神谷朱音
    Who will you be this time ?
  • 夜の運動会

    • 夜の運動会 / 赤木花
    • 夜の運動会 / 赤木花
    美術学部 工芸科 鋳金専攻
    赤木花
    「22の性を持たない天使が一点におしっこを注ぎ、攪拌するとたんぱく質が生まれる」
    この作品は12歳まで信じていた「こどものつくりかた」を可視化したものです。
    あの頃の根拠のない確信はその後得た最もらしい知識よりも鮮やかで特別なものに感じたので、「神話」のような存在として遺したいと考えました。
  • 室内の風景

    • 室内の風景 / 村上生太郎
    • 室内の風景 / 村上生太郎
    大学院美術研究科修士課程 デザイン専攻
    村上生太郎
    刈り取られた野性が部屋の中に飾られている。瑞々しい果肉に包まれて、びっしりとひしめき合う種。相反する二つの要素の共存に惹かれます。
    色鉛筆の細かなタッチの集積で面を作り、不自然な美を表現しました。
  • Time Travel

    • Time Travel / 谷口 典央
    • Time Travel / 谷口 典央
    大学院美術研究科修士課程 絵画専攻 版画研究分野
    谷口 典央
    ある者は時間を往来する。
    その者は訪れた場所と場面を記録した。

    タイムトラベルをテーマとした作品です。リトグラフによる色のグラデーションは時間の流れを表しており、その中を通って人型のタイムトラベラーは形を変えながら様々な場所を訪れます。
  • effortless

    美術学部 工芸科 彫金専攻
    李真理
    この作品では、大学4年間を通して、自分の中で確立した工芸観を投影することに努めました。以前までの、技法や表面的な複雑さに捉われていたことから一回離れ、素材に向き合い制作しました。
    作品の表面にある線の表情は、ケガキという道具を用いてつけたもので、一部の作品は透かし彫りの技法を用いています。
    ケガキを使い金属表面に模様を引く行為は彫金の技法ではありませんが、忍耐強く線を引き続けること、透かしを行うことによって、私の制作プロセスに対する愛着と、工芸の手間・手数を繰り返し作品をつくることへの尊敬を表現しました。
    5点のオブジェとなっています。
  • EPID

    大学院美術研究科修士課程 工芸専攻 染織研究分野
    金田真咲
    ノッティング織という技法を使って魚の絨毯を作りました。
    織るという行為を楽しむ、布ではなく糸が好き。そして誰かの日常に寄り添えるものを。そんな自身の気持ちを表現させてくれるのが私にとってはこの織り方でした。
    ノッティング織は糸を1束ずつ縦糸に結びつけていく織り方で、ペルシャ絨毯を手織りする時などに使われる技法です。
    タイトルのEPIDはeyery person is differentの略称。"人それぞれ"という意味で、個々に個性を持っている魚たちを表しています。みんな違ってみんな愛しいのです。